いきなり大きな学会での発表はちょっと…
この記事の目次
はじめて発表するならば?全国学会vs地方研究会
はじめての発表の舞台はどこにするか…
お悩みの方もおられるようです。
結論としては、どちらでもよいっ!
…ですが、せっかくなので
大規模な学会(以下、全国学会)と、地域でおこなわれる研究会や勉強会(以下、研究会)を比較してみました。
どちらかと言えば、初心者には全国学会がおすすめですね。
個人的な意見ですが、参考になれば幸いです。
全国学会 自由でない安心感
大規模な学会(全国学会)のメリット・デメリットをあげていきます。
※完全に個人的な意見です。
メリット:申込方法や発表ルールが明確
デメリット:発表の日時がすぐにはわからない場合も
初心者が全国学会で発表する「メリット」
全国学会のメリットとして、「申込方法や発表ルールが明確」なことがあげられます。
通常、発表の申し込みはネットから行えます。
また、発表ルールに関しても
- 発表ツールの指定(パワーポイントのみ)
- 発表時間が決まっている(発表7分、質疑応答3分)
など、しっかり決まっているため考える必要がありません。
後であげますが、研究会では発表ツールや発表時間について、明確に決まっていない場合があります。
そうすると、
「パワポを使おうか?いや、preziを使ってみようか?」
「発表時間は15分?これは質疑も含めて??」
など考える余地が出てきます。
発表に慣れていない方ほど、余計なことは考えない方がよいと思います。
全国学会は発表ルールが自由ではありません。
ですが、自由ではないからこそ、考えなくてよい安心感があります。
初心者が全国学会で発表する「デメリット」
全国学会のデメリットとして、「発表の日時がすぐにはわからない」ことがあげられます。
大きな学会では、一般発表は数百演題あります。
それに加え、教育講演やセミナーなども多数あり、スケジュールの調整が大変です。
発表の日付と時間がわかるのが、発表の1か月前というケースも珍しくありません。
全国規模の学会ですので、会場は自宅から遠い可能性も高いです。
例えば発表が、初日の初めのセッションになれば、前泊が必要になるケースもあります。
もちろん、すべてのセッションに参加できるように都合をつけておけばよいのですが。。。
研究会 言いづらい事もOK
小規模な、地域でおこなわれる研究会のメリット・デメリットをあげていきます。
※完全に個人的な意見です。
メリット:失敗体験など、言いづらい事もいえる
デメリット:申込方法や発表ルールが不明
初心者が研究会で発表する「メリット」
研究会のメリットとして、「失敗体験など、言いづらい事もいえる」があげられます。
もちろん、大きな規模の学会でも、失敗体験を発表することはできます。
しかし全国規模ですと、「失敗からの改善」や「対策」に注目した内容が多い印象です。
研究会では、事前にお願いすれば
- 発表により問題提起をする
- ディスカッションで、他施設の意見をうかがう
のようなことも、可能です。
また、「発表時間を事前に調整できること」や「自宅から近い場合が多い」ことがあります。
初心者が研究会で発表する「デメリット」
研究会のデメリットとして、「申込方法や発表ルールが不明なこともある」があげられます。
研究会にもよりますが、毎回、演題を募集しているわけではないですよね。
また全国学会と違い、発表ルールが不明な場合もあります。
発表ツール、発表時間はもちろん、何を持っていくかなど、考慮する事案が結構あります。
どっちでも注意することは:時間厳守
全国学会であろうと、研究会であろうと、初心者が1番気をつけるべきことは「発表時間をまもる」ことです。
「発表時間をまもる」ということは、発表において唯一の絶対評価である。と私は考えます。
詳しくは、『「発表初心者」が気をつける「時間」とは?』をご覧ください。
「カラオケ」か「ライブ」か
まったくの個人的な意見ですが、大げさに言えば
全国学会と研究会は、カラオケかライブかの違いと考えています。
全国学会は
- お金を払って、発表を聞いてもらう
のに対し、研究会は
- 参加者がお金を払って、発表を聞きにくる
からです。
どちらでもよいのですが、カラオケの方が敷居が低くないですか?
大勢の前でカラオケとか嫌すぎるわっ!
タイミングがあえば、大きな学会の方をおすすめします
どちらかと言えば、初心者には全国学会がおすすめですね。
個人的な意見ですが、参考になれば幸いです。