プレゼン

「発表初心者」が気をつける「時間」とは?

発表時間に気をつけよう
pp太
pp太
スライド、話し方、ツールいろいろあるけど…
発表で1番、気をつける事って何?
かとしん
かとしん
1番は「時間」と思うよ!

「時間をまもる」は絶対条件!

スライドはみやすく…
話し方はゆっくり…
パワーポイントを華麗にあやつり…

学術発表やプレゼンには、注意することがたくさんありますね。

「1番気をつけることは?」と聞かれれば、私は「時間をまもること」とお答えします。

その理由を説明していきます。

なぜ時間を気にするの?

「プレゼンがうまい」や「スライドがきれい」の感じ方は人それぞれです。

シンプルなスライドを好む方もいれば、おしゃれな写真が入ったスライドが好きな方もいるでしょう。

つまり、「うまい」や「きれい」は相対評価になりますね。

しかし「時間」は、どんな人にも一定です。

「発表時間をまもる」ということは、発表において唯一の絶対評価といっても過言ではありません。

「時間くらい、大丈夫でしょ」…と思っていませんか?

きちんと、ご自身の発表にかかる時間を把握しておきましょう。

「発表時間」はほとんどの部分を、発表者がコントロールできます。

「発表時間をまもる」というのは、最低限まもるべきルールであり、最大の評価ポイントにもなります。

のびるのはNG

多くの人にとって、時間は「有限」であり「資源」です。

多くのものは、なくしても取り戻せますが、時間はそうはいきません。

研究発表にしろ、プレゼンにしろ、フリートークではありません。

時間無制限なんてないはずです。

「ちょっとくらい、のびても大丈夫だろう」は禁物です。

あなたの時間がのびた分、どこかでかならず埋め合わせが必要になりますよ。

ノーモア時間泥棒

これを言うと「聞く価値がない発表をするな」と受けとめる方もおられます。

私は「聞く価値」のある・なしは、人それぞれだと思っています。

ここでの「時間泥棒」は、内容に対してではなく、単に時間に関してです。

例えば、あなたの発表が5分のびたとします。

聴衆が30人いれば、30人×5分=150分を盗んだことになります。

また他の演者や運営の方など、多くの関係者に迷惑がかかります。

繰り返しになりますが、発表時間は事前に調整できますよね?

決められた時間は、しっかりまもりましょう。

時間オーバーをおこさないためには

pp太
pp太
「時間」が大切なのはわかったけど…
何を気をつければいいの?
かとしん
かとしん
2つのポイントに注意すれば、大丈夫です!

時間オーバーにならないようにするには、どうすればいいのでしょうか?

初心者が気をつけるべき、2つのポイントをあげていきます。

1.目的をしっかりと

発表の「目的」をしっかり決めましょう。

「えっ当たり前じゃん」…と思いますよね?

しばしば発表で、「詰め込みすぎ」なケースに遭遇します。

よくある学会などでは、発表10分未満の場合が多いと思います。

内容にもよりますが、10分であなたの研究のすべてを言い切るのは難しいのではないでしょうか。

時間内におさめるために、早口になり聞き取れないのでは意味がありませんよね。

必ずしも結果や考察が重要とは限りません。

例えば、「方法」が画期的ならば、「方法」に長く時間をとっていいはずです。

あなたの研究の「1番のポイント」を決めて、そこをおしましょう!

注意したいのは「1番のポイント」が「1番価値がありそうなこと」になっているかです。
価値は受け取る側によって変わりますが、
・作業が大変だったから
などの理由で、「1番のポイント」を決めないようにしましょう。

2.練習の時から時間を意識する

練習の時から、時間をきっちり測っておきましょう。

発表の練習をすればするほど、時間は一定に近づきます。

私は内容を3分割にして、それぞれの時間をメモしています。

①  5枚目まで 2分
②10枚目まで 3分(計5分)
③終わりまで  2分(計7分)

といった感じです。

多くの人が、本番は緊張で早口になり、時間は短くなると思います。

このメモがあれば、発表の際に

「いつもよりかなり早いな~少しゆっくり話そう」

など、多少のコントロールが効きます。

このメモは、発表時間が長ければ長いほど効果的です。

発表のペースメーカーとして、利用しましょう。

pp太
pp太
でも君、だいたい発表時間、短くなってるよね?
かとしん
かとしん
練習とばっちり同じ!
とはなかなか行きませんね。
時間オーバーはないから許してね

こんなケースは?Q&A

発表時間について聞かれた質問に、回答したいと思います。

※あくまで私の個人的な考えです。

発表が短くなるのは?

短くなるのは大丈夫?
かとしん
かとしん
常識的な範囲内であれば、むしろ短い方がいいと思います

緊張すると、早口になりますよね。

私も多くの場合、発表時間が練習よりも短くなってしまいます。

どれくらいが常識的な範囲内なのでしょうか?

時と場合によりますが、「いただいた予定時間の7割程度」であればよいと思います。

気になる部分や説明不足があれば、質問がくるでしょうから、短くても大丈夫です。

pp太
pp太
質疑応答の方が、難度が高いと思うけどね…

質疑応答は?

質疑応答に時間かかり、のびたんだけど
かとしん
かとしん
質疑応答や、ディスカッションはのびても演者の責任ではありません

演者がコントロールできるのは、「発表時間」です。

質疑応答やディスカッションの時間調整は、座長や司会の方にまかせましょう。

時には、「時間が足りなくなったので発表は短めで」とお願いされるかもしれません。

もちろん、この依頼に対応できなくても問題ありません。

よほど慣れた方でないと、急に発表時間を変更することは困難です。

「質疑応答をなくす」や「休憩を短くする」など、その他の時間で調整してもらいましょう。

あなたの発表がのびると、他の演者にこのような依頼がいくかもしれません。
「あなたは直前で、発表時間を変更できますか?」
時間はきっちり守りましょう。

まとめ

学術発表やプレゼンで、もっとも大切なことは「時間をまもること」と考えます。

もちろん、早口で時間内におさめればよいという意味ではありません。

時間内に、あなたの「1番のポイント」を伝えるためにも、練習が重要になります。

俳句の達人
俳句の達人
結局は
練習するしか
ないんだね
pp太
pp太
何か工夫されていることがあったら教えて下さい!

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