アニメーションに翻弄される男のはなし…
この記事の目次
戦慄!スライドアニメーションの恐怖
あるスライドに進んだとき、違和を感じたそうです…
アニメーションが動かない
スライドを戻しては進め、戻しては進め…
でも、アニメーションを最初から始めるには、戻して…
あ~戻りすぎた…
ざわつく周囲…
焦れば焦るほど、うまく操作できません…
(進む…戻る…進む…戻る)
…
……
………
次はお前だ!!!
複数スライドでの「コマ送り」はいかがでしょうか?
ただでさえ緊張するプレゼン時、こんなハプニングには遭遇したくありません。
スライドアニメーション自体が悪いわけではありませんが…
アニメーションではなく、「複数のスライドでコマ送りにする」のはいかがでしょうか?
複数のスライドでコマ送りとは?
まずは、下の動画をご覧ください。
(中央の△を押すと再生開始)
これはアニメーションを使用しています。
上は3枚の画像を、続けて表示させたものです。
アニメーションの様に、画像が回転しながら出てきたり、下にフェードアウトしたり…なんてことはできません。
コマ送りのメリット
アニメーションと違い、コマ送りは派手な演出はできません。
では、コマ送りのメリットは何でしょうか。
私が考えるコマ送りのメリットをあげます。
- 操作が容易
- 口述内容のノート記載が簡単
- 配布資料の作成が楽
順番に説明していきます。
1.操作が容易
アニメーションは操作はクリックで行います。
(「前の動作と同時」や「〇秒後」などの操作もありますが…)
予定していたタイミングとは違うところでクリックしてしまう…なんてことはよくありますね。
1枚のスライドにアニメーションが多ければ多いほど、扱いが難しくなります。
「スライドアニメーションの恐怖」体験の様に、進めたり、戻ったり…混乱のもとです。
「コマ送り」ならば、1ページ1変更なので操作は容易です。
2.口述内容のノート記載が簡単
パワーポイントのノート部分に口述の内容を記載している、という方も多いと思います。
アニメーションの場合は、1スライドに多くの内容を記載することになります。
上の動画の例ですと、
アニメーション:ノート例
SOPの説明
(クリックして次が出てくる)
「Service」と「Object」を組み合わせる説明
(クリックして画像が変わる)
MRI例での説明
「コマ送り」ならば、それぞれのスライドのノート部分に、口述内容を記載できます。
クリックのタイミングもノート部に記載する必要は無くなりますね。
3.配布資料の作成が楽
スライドを印刷したものを「配布資料」として渡すこともありますよね。
アニメーションのあるスライドはどうなるのでしょうか?
拡大してみましょう。
配布資料では、アニメーション部分は重なってしまいます。
これでは、何のために渡しているかわかりません。
「コマ送り」ならば、別スライドなので問題はありません。
スライドに「ノート」も加えて印刷する方法は、
「紙出力も意外と便利!スライドとノートを印刷しよう」をご覧ください。
アニメーションのメリットは?
では、アニメーションを使うメリットはないのでしょうか?
メリットとして
- アニメーションの効果が豊富
- ファイルサイズが(多少)軽くなる
などがあります。
アニメーションの効果が豊富
「アニメーションの効果が豊富」とは、
画像が回転しながら出てきたり、下にフェードアウトしたり
ですね。
このような動きは、コマ送りではできません。
注意を集めることができるので、使いようによっては効果的です。
ファイルサイズが(多少)軽くなる
コマ送りより、アニメーションの方が、パワーポイントのファイルサイズは小さくなります。
「アニメーションを利用したパワポ」のファイルサイズは135KB
「コマ送りのパワポ」のファイルサイズは173KB
とアニメーションの方がファイルサイズが小さいことがわかります。
当たり前ですが、コマ送りの場合は、スライド数が増えるためファイルサイズが大きくなります。
アニメーション効果の種類によって、ファイルサイズは異なります。
また、
フィルサイズが小さい=フリーズといったトラブルが起こりにくい
という意味ではございません。
正直、微妙なメリットだね
結論:初心者にアニメーションはおすすめしません
私の結論としては、初心者にアニメーションはおすすめできません。
バージョンによる動かなくなるリスクなどもあるからです。
私は使いこなせる自信はないね
皆さんは、「アニメーション」使いますか?使いませんか?
ご意見お聞かせください。